“命かけて野菜を作る”に偽りなし!!
WORK STYLE

レタス作りには「恋愛上手」が適任(!?)

野菜づくりの難しいところは、ある程度価格が決まっていて、自分たちで決められないこと。
特に誰もが安定してつくることができる野菜は、生産量も相場も安定していますので、
いかに安く生産できるかという価格価値で判断されてしまいます。
極端に言えば、いくらいいものを作っても、その努力がなかなか報われない。
しかし、天候に左右されやすい、葉物野菜のレタスは相場性が高く、値段が変動しやすい。
逆に言うと、野菜づくりのノウハウと経営センス、その両方が必要とされるということです。

野菜作りはセンスが必要です。
レタス作りは「恋愛と似ている」と勝手に思っています。
恋人の顔色を損ねないよう、常に気配り、心配り。
四六時中、相手のことを考えて、愛情を注ぐ。そこが苦しくもあり、楽しいのが恋愛です。
レタスは、朝と夜で全く顔が変わります。
天気によって野菜の成長は大きく変わり、ちょっとした違いに気がつかないと、命取り。
手をかければ、かけるだけ、いいものができます。
だからこそ、レタス作りは楽しいのです。
恋愛も同じだと思います。
私独自の解釈ですが、レタス作りの上手な農家の人はプライベートも充実しています♪

恋人に最高に喜んでもらえるプレゼントを渡したい、デートをしたい。
給料とにらめっこして、コストパフォーマンスをしっかり考えます。
レタスづくりも同じ。レタス1個をつくるのにかかる費用、栽培何時間などを分析して、
無駄なことははぶき、必要なことにお金を集中させる。
肥料や農薬、段ボール、備品までも見直し、いいものを効率よく、高利益でつくれるように。
そうすると今まで、できなかったことができるようになってきて、
最高のレタスを作ることができるようになる。
こんな仕事、楽しくありませんか。楽しいから、やる気もでてきます。

★王国のキングスタイル★
野菜作りはセンスが必要。恋愛のように常に気遣う、難しいけれど楽しい

自給自足が国力の鍵。安定供給を支える若手のガッツ

働くということは、利益を出すことがもちろん目標の一つではありますが、それだけではないはず。だからつくる側も、そして買う人も、価格の高さ、安さだけに反応するのではなく、食べ物の在り方に向き合ってほしいと考えています。この世の中から食料がなくなってしまったら、高い、安いという問題で済まされなくなりますから。
私たちの仕事、農業はものすごく厳しい仕事です。誰もが手軽に挑戦でき、続けられる仕事ではありません。農業の担い手が減ってしまうことで、安心・安全な野菜を食べられなくなることが、現実的に起こりうるかもしれません。スタッフは、多くの人に安全・安心でおいしい野菜を食べてもらいたいという一心で毎日野菜作りに励んでいます。いくつもの研究や取り組み、努力を重ねることで、安定した品質、供給、価格を実現しています。そのことを消費者の皆さんにお伝えし、日本の資源を大切にしようと思う、きっかけになれればと願っています。
弊社の強みはなんといっても社員です。若くてガッツのある人間がそろっています。
台風のときも、大雪になったときも、お客様に安定的に野菜を供給することに努め、欠品なく納品ができました。

★王国のキングスタイル★
スタッフの「気合い、努力、根性」では負けません

堆肥づくり、土づくりにこだわって

追求しているのは、安心・安全な野菜作りです。特に良質な堆肥にはこだわっています。
我々がつくるものに関係するあらゆるものに、安心といえないものは一切、使ってはいけないと思い、土づくりから見直しました。
現在、弊社とおつきあいのあるモスバーガーさんをはじめ、ロイヤルホストさん、サイゼリアさんほか、どこの企業も食の安心・安全を最優先事項に、未来を担う子供たちが食べても安心なブランドを掲げておられます。
そんな大手企業さんが弊社と取引していただいているのは、「子供たちに食べさせて大丈夫な野菜作りとは何だろう」と真剣に考え、土づくりから見直したことに将来性と安全性、安心を見出していただいたからだと思っています。

○指宿やさい王国では、安心・安全な土づくり・堆肥づくりにこだわって、野菜づくりをしています。

注意しなければならないのは、土の中の硝酸態チッソです。硝酸態チッソは、堆肥をたくさん与えれば与えるだけ数値が上がってしまいます。堆肥の中にもチッソは入っていて、牛糞本来など自然なチッソではなく、化学的に作られたものが含まれるチッソはカラダによくないと言われています。
海外では、化学肥料や農薬のみならず、有機農法における硝酸態チッソを禁止している国もあります。

★王国のキングスタイル★
安心の野菜づくりは土台から。土づくり、堆肥づくりにこだわる

安心・安全の証、GAP基準を順守し情報を公開

食と人の安全安心を守る観点から、生産現場において徐々に普及の進んでいるGAP。
GAPとは「Good Agricultural Practice」の略で、安全安心が保証される1つの基準として、世界で広がり始めています。
農産物の品質だけでなく、農薬の使い方、土壌や水質などの環境、それに農場で働く人の安全など、生産に関わるあらゆる工程を第三者が審査したうえで一定の基準に適合していることを認めるものです。

弊社では、農林水産省が推奨するこのGAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)※を習得し、順守して農作業を実施。鹿児島県のGAP(K-GAP)※2をふまえた野菜づくりを行っています。
さらにはヨーロッパを中心に124か国に広がっている『グローバルGAP』と呼ばれる、“国際的に安全管理の評価を得ている農産物”であるという認証を2020年取得に向けて準備中です。
グローバルGAPを取得していることで、輸出の際の大きな安心・安全の信用になります。
食品会社などでは当たり前な基準が、私たち一次農家にも求められているとはいえ、グローバルGAPを取得している農家は少ないと思います。

GAPが掲げる適切な農業管理のための4つのテーマ

  • 農作物の安全
  • 環境への配慮
  • 生産者の安全と福祉
  • 農場経営と販売管理

農場生産者にとっての利点

  • 農場管理が標準化される
  • 信頼できる農場となる
  • 取引の安定化

GAPの取組内容一例

1.作業の文書化

●農作業の危険個所の明確化
●技術の伝承

2.整理整頓

●在庫圧縮
●作業の効率化

※GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)とは、農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組のことです。
http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/
※鹿児島のGAP(K-GAP)https://www.pref.kagoshima.jp/kurashi-kankyo/syoku/anzen/ninsyo/shoukai/

★王国のキングスタイル★
良い農業の実践、グローバルGAPで輸出も視野に